未知なる世界へ!インターン編

こんばんは。今日はちょっと早めに更新な千本松です。
という事で早速続きをどうぞ〜!

晴れてインターン生としての切符を手に入れた千本松!
初めて入る制作現場!一方的に知ってる名クリエイターの本物の姿!
見るもの全てが衝撃的でしたね!

・・・という余韻に浸ってられたのは初日だけ

制作現場という地獄の現場に千本松も巻き込まれていく事に
なりました。
最初は様々なアシスタントから始まりましたね。
ギタリストやベーシストのクリエイターの方のローディー的に
事をやったり。

ローディー=機材のセッティングや弦の張替え等
いわゆる、その人をサポートする立場。

後は急遽必要になった効果音や曲を作ったり。
プロジェクトも多岐に渡りましたね。
今だから思うのですけど、一旦会社に入ってしまうと
◯◯の部署、みたいに専属になってしまって
出来る事も限られてしまうのですけど
この時期は部署の垣根を超えて色々とお手伝いをさせて
頂いたので本当に勉強になりましたし、感動もしました。

憧れのあのゲームに関われる!とか自分が一方的に知るクリエイターの方と
一緒の仕事が出来る!とか。

でも、色々関わるという事はそれだけ苦労も多かったわけで・・・。
制作序盤のゲームから制作末期のプロジェクトまで
本当に色々やらせて頂きました。

そんな中、インターン生は指導官みたいな人がついて
その方が色々教えてくれたり、課題を出してきたりと
仕事と平行してインターン生独自のカリキュラムをこなす必要がありました。
その指導官(?)教育係の先輩とは今でもお付き合いが続いてたり
します。

そして結構話に聞いていた事が
インターンまで来たは良いが制作現場の地獄に耐えきれずリタイヤ
してしまう人が多い、と。
でもそこは自信がありました。
今まで何度地獄を乗り越えてきたことか。
その経験が自信になっていましたし、自分の支えになっていました。

新しく追加になった仕様で効果音が◯◯個足りない!
作って!とか
同じように曲でもありましたね。
とにかく時間が足りない足りない(笑)
憧れのゲームの裏側ってこんな感じなんだなぁ〜と
泣きながら思いました(笑)

一方、教育係でも指導官でもないのですが
インターンの現場で千本松は一人の先輩と出会いました。
大抵の方は「インターン生に教えるのは俺の仕事じゃないよ」的な
冷たい態度をとられたりしたのですが
その方は凄く親身になって僕を支えてくれました。
音楽も色々な事を教えてくれました。
その方はコーヒーがすごく好きで、会社にマイドリッパー的な物を持ち込み
ある日僕にごちそうしてくれました。
その時は音楽の話からインターンの現状まで様々な話をしましたね!
色々なご相談もさせて頂きましたし!
その時頂いたコーヒーの味は今でも忘れられません。
そして今でも尊敬するクリエイターであり音楽家です。

いや〜、この先輩との出会いが無かったらインターン続かなかったのでは?
というぐらい僕の人生に影響を与えた、と言っても過言ではないです。

ご本人に読まれていたらかなり恥ずかしいのですが
この話は自分のクリエイター人生の中で外せない内容なので
敢えて書かせて頂きました!
まぁ自分のブログですしね!

どんな仕事であれ「ひとりではなく、人と繋がる」大切さや
自分の机の上のパソコンでお金を動かす等、それはもう色々教わりました。
インターン生であるしょぼっちい僕を、自分のレコーディングの場に
同行させて頂いたり、今でも頭が上がりませんね。。。

そんなこんなで非常に濃密な時間が過ぎ。
インターン期間である半年が終えようとしていました。

期間が終わるとプロデューサーや社長まで登場し
様々な面接を得て、それらを突破すると晴れて社員として入社が出来るのです。

この試験期間中は生きた心地はしませんでした。
毎日緊張しまくりで、それが何日も続く訳ですからね。。。
通常の面接なら「面接対策」なり立てて武装して挑む訳ですが
こちらは普段から見られている身。
武装もなにも丸裸でアフガンの戦地に立っているような物です。
面接もありのまま挑むしか無いわけですが
ついに最後の面接を迎えました。
相手は社長!
社長って会社のトップですよ!
そそうをしたらアレな方ですよ!
と全身ガクブル状態で面接の日を迎えたのですが

・・・面接というか世間話して終わりました(笑)

昔サッカーをやっていた、という話をしたら
そこから大脱線してサッカーとゲーム話に火がつき

・・・それで終わりです(笑)

は〜い!おつかれさま!がんばってね!

と面接を終えて現実世界に戻ってきた千本松。
これで良かったのだろうかと何回自問自答した事か。。。

でも結果は晴れて合格!!!!
念願の夢が叶った瞬間でした。

小学校の文集でも
将来の自分という欄に「ゲーム会社に入る!」と書いていたぐらい
ゲームっ子だった自分。
そして高校在学時に「作曲家になる!」という新たな夢を見つけた自分。
その双方が叶った瞬間でした。

合格の報告を両親にする時には
自然と涙がこぼれて来ましたね。

たくさんのお金を掛けて音楽を勉強させてくれてありがとう!と。

自分より凄い人はたくさんいますけど
世の中「絶対ムリ!」は絶対にあり得ないと思っています。
夢を同時に二つ叶えた自分が言うのだから少しは信頼して頂きたい。

もしこのブログを読んでくれて「どうしようかな」と選択に迷っている
人がいたとすれば、迷わず挑戦する事をお勧めします。
行動すれば次に自分が何をすべきかも1歩づつ着実に見えてきます。
けれど悩んで立ち止まってばかりでは何も見えてきません。
立ち止まる事も大切ですが、騙された、と思って1歩踏み出して
みませんか?

「出来ないのではなくやるんだよ!」

と、最後に某社長のお言葉を借りてしめさせて頂きます。

しかし、まだスタート地点。
試練は続いて行くのでした。。。




おめでとう!ご主人 byぽんず








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